謎のルノー関係の画像が届きました。EVモデルの、4Lのネオレトロバージョンでは無いかとの予測です。日産のEV版マイクラと同じプラットフォームの様です。
2021年には、4の誕生から60周年記念のコンセプトカー「AIR4」が発表されました。電動パワートレインで飛行するモビリティコンセプトでした。(これじゃない感が強かったですね。。)
詳細は不明ですが、何か情報が入り次第お知らせします。
ルノー4とは
概要
4はフランス語で『カトル(Quatre)』。キャトルという呼び方も日本で浸透している。フランスでは主に、最もポピュラーな仕様「4L」から「カトレール(キャトレール)」と呼ばれる。
商業的に成功した世界初のハッチバック車とも考えられている。生産台数は1992年12月の生産終了までに約835万台で、フォルクスワーゲン・タイプ1、フォード・モデルTに次ぐ、モデルチェンジなしの量産車としては累計台数世界第3位の生産台数を記録している。
コンセプト
当時のルノー公団ピエールドレフュス社長は、世界中にブルージーンズが広まったように、今後の時代に順応性のある、多目的で経済的な世界中の人々に愛される車を作りたいという思いから「ブルージーンズのような車」を開発コンセプトとした。
デビュー当時のキャッチコピーは「どこへでも乗って行ける旅行鞄の様なクルマ」。
開発の背景
1950年代のフランスにおける人気車種であったシトロエン・2CVを徹底的に研究して設計、開発された。
当時ルノーでは最小モデルとして750cc級リアエンジンのルノー・4CVを生産していたが、リアエンジンは室内空間が広くできるものの、車体前部のトランク容量は小さく、使い勝手がいいとは言えなかった。また、エンジン、タイヤ、エンジンオイル、道路舗装の進歩による速度や路面グリップ力の向上も、リアエンジン車にとっては不安要素となった。
4CVは1946年から長らく生産されており、時流に比べてやや旧態化・陳腐化していた。後継モデル開発にあたっては、前輪駆動の2CVが当初『缶詰』等と嘲笑されつつも、着実にフランスの路上に繁殖している以上、それを凌駕する車にすることが必須だった。
このため前輪駆動方式を採用するとともに、機能性を優先し小型の貨物バンを思わせるバックドア付きの2ボックスハッチバックスタイルを採用した。乗用車ではあるが貨物車のような汎用性を備え、ラゲッジスペースに限りのあったシトロエン・2CVに差を付けたのである。
デビュー
R4Lの正式デビューは、1961年9月のフランクフルト・モーターショーと、翌10月に行われたパリオートショーです。R3(トロア)、R4(キャトル)、R4L(キャトレール)の3タイプの発表がなされた。
ルノー初の前輪駆動方式が採用されたモデルでした。1961年10月早々にはF4(フルゴネット)を含め4タイプのデリバリーが開始。
既に世界的大ヒットを収めていた4cvを後継するという重大な責務を背負ったR4Lは、正に失敗は絶対に許されない状況だったのだ。実用一点張りのFF 5ドアハッチバックというスタイルも、荷客両用のコンセプトに基づくもので、世界初のことである。
商業的な成功
丈夫で長持ち、そして安価、使い勝手のよいR4Lは、当然のように受け入れられ、瞬く間にその地位を築いたのであった。その人気の様相は、販売開始後6年間で100万台を突破するほど。
ルノーのベーシックモデルとして企画された4シリーズ(当初は排気量750cc。当初600ccのルノー・3も存在した)は、経済的で実用性の高い小型車であったことから庶民に受け入れられ、ルノーの大衆車市場での足場を固めた。
このモデルの基本設計を基礎として、1968年に上級版であるルノー6がパリモーターショーで登場、1972年にルノー5が登場。他にも商用仕様の「4/F4、4/F6(フルゴネット)」や様々な特別仕様車、レジャー用の『ロデオ』シリーズ等を派生した。2CVのような熱心なファンこそ少なかったものの、商業的には大きな成功を収めた。
架装されるボディは、4ドアとテールゲート(ハッチバック)を組み合わせたものだが、この2ボックス型の貨物車風ボディ形式は、後のフォルクスワーゲン・ゴルフなど、多くのハッチバック車の先駆けとなった。
生産終了
1992年12月3日ルノーはR4Lの生産終了を公式発表する(その後モロッコとスロベニアでわずかながら1994年まで生産される)。その生涯を終えるまでの31年間で、累計生産台数8,135,424台と歴史上3番目に生産台数の多い車となり、フランス車としては世界販売台数1位となった。
尚、EV版のルノー5については既にアナウンスされています。2024年の発売予定です。