ポルシェがEV スポーツカーのテストを行なっていると公式にアナウンスしています。実際はかねてよりテストを重ねていたことは自明ですが、なぜこのタイミングで情報公開し、引き続き各種イベントで公開する事としたのかは不明です。EV スポーツカー発表へのカウントダウンなのでしょうか。
ポルシェは、The Porsche 718 Cayman GT4 ePerformanceと称したテスト車両として、全輪駆動のEVスポーツカーをテストを開始したとのこと。718 Cayman GT4 Clubsportのボディシェルを用い、Mission Rのパワートレインとバッテリを搭載しています。レースのシュミレーションモードでは、カレラカップの走行時間である約30分間は612psの出力が可能とのこと。ラップタイムとトップスピードは、現行911 GT3 カップカーと同等レベルに達しているそうです。
Mission R同様、フロントとリアアクセルに搭載されるPESM(permanently excited synchronous machine)と呼ばれるシステムがベースになっている様です。そのシステムを最少した全輪駆動のレーシングカーは最大1088psの出力が可能とのこと。モーターとバッテリーパックの油冷機能が熱によるパワーダウンを防いでいるそうです。
また現行の911 GT3 カップカーに匹敵するラップタイムと速度を出しているとのこと。充電システムは900Vの充電システムを利用しており、80%の充電にかかる時間は15分で済むそうです。
ボディサイズは現行の718 Cayman GT4 Clubsportよりも14センチ幅が広くなっており、約6000個のパーツがゼロから開発されたとの事です。
The Cayman GT4 ePerformanceは、6/23-26にEnglandで予定されているthe 2022 Goodwood Festival of Speedで公開される予定です。その後、ライプツィヒ工場の20周年記念イベントやヨーロッパでのイベントで公開される予定です。
<Source : Porsche newsroom>