トヨタ出資の空飛ぶタクシーJOBYが上場、5年後に売上20億ドル目標

カリフォルニア州でeVTOL(電動垂直離着陸機)の開発を進める「ジョビー・アビエーション(Joby Aviation)」が、SPAC(特別買収目的会社)との合併手続きを完了させ、8月11日にティッカーシンボル「JOBY」でニューヨーク証券取引所で株式の取引を開始したそうです。

また、ジョビーは、LinkedInの共同創業者であるリード・ホフマンとZyngaの創業者のマーク・ピンカスが運営するSPACの「RTP(Reinvent Technology Partners)」と合併しました。ジョビーの創業者でCEOのジョーベン・ビバートは、今回の合併とそれに伴う機関投資家への第三者割当増資で、11億ドルの資金を入手した。ジョビーとRTPは、2026年までに20億ドルの収益を上げて黒字化を達成し、10年後には20都市で1万4000機の航空機を飛ばして200億ドル(約2.2兆円)の収益を上げると投資家に語っている。

カリフォルニア州サンタクルーズに本社を置くジョビーは、ヘリコプターのように離陸した後、6つのローターを前に倒して飛行する電動航空機で、2023年末までに連邦政府の承認を受け、米国初の電動エアタクシーを展開しようとしている。同社は2024年から米国の複数の都市で、空中ライドシェアサービスを開始する計画だ。

ベバートは、1回の充電で4人の乗客と1人のパイロットを乗せて、約160kmの距離を飛行可能な航空機を開発し、世界中の都市部の人々が混雑した道路の上を飛ぶことができるエアタクシーネットワークを構築することを目指している。そして、温室効果ガスの排出量を大幅に削減しながら、街並みの多くを公園に変えるというビジョンを描いている。

エアタクシー分野で、SPACとの合併で資金を調達した企業はジョビーだけではありません。2月にAtlas Crest Investment Corp.と合併したユナイテッド航空の支援を受ける「アーチャー・アビエーション(Archer Aviation)」も2030年に120億ドルの収益を上げる目標を掲げています。

<Source : Forbs>

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