F1 : アルピーヌF1がいかにピアストリを失ったか

しかし、いい加減な仕事はどこの国でも、大小問わずいけませんね。ピアストリに関する顛末を簡単にまとめました。。。

アルピーヌ
アルピーヌ

2021年11月

アルピーヌとピアストリが契約書のやりとりが開始。

アルピーヌは、この2022/23年の『契約書』が「2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたピアストリとアルピーヌの間の有効な契約」を構成すると信じていた。だが、それは法的拘束力のない『タームシート(条件概要書)』に過ぎなかった。

ピアストリ
ピアストリ

2021年11月

アルピーヌのローラン・ロッシ最高経営責任者(CEO)から、上記契約書が、2021年11月15日から10営業日以内に契約が交わされると通知された。


(実質的な2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたアルピーヌとピアストリの契約はまだ無い。)

ピアストリ
ピアストリ

2021年11月過ぎ

上記締め切りは過ぎたが、何もアルピーヌからアクションがない。マネージャーのマーク・ウェバーが不満を募らせた。


(実質的な2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたアルピーヌとピアストリの契約はまだ無い。)

アルピーヌ
アルピーヌ

2022年2月

契約書はまだ送っていない。ベネディクト・マーサー法務部長はマーク・ウェウェバーに「私は洗濯機の回転サイクルにいます。(新車)発売後は落ち着くはずです。つまり、オスカーとの契約を中断したところから再開できるということです」と感じているとの手紙を書いた。


(実質的な2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたアルピーヌとピアストリの契約はまだ無い。)

シーズン開幕戦バーレーングランプリの数日前の2022年3月まで、オスカー・ピアストリはアルピーヌF1チームと2022年のリザーブドライバーの任務やレースシートの契約を結んでいなかった。

アルピーヌ
アルピーヌ

2022年3月4日

やっと、リザーブドライバーの契約書のドラフトをオスカー・ピアストリ陣営に送付。アルピーヌはその1週間後にF1レースシート契約を送ることを望んでいた。


(実質的な2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたアルピーヌとピアストリの契約はまだ無い。)

ピアストリ
ピアストリ

2022年3月15日

オスカー・ピアストリは3月15日に弁護士を通じてこのリザーブドライバーの契約書を受け取った。ベネディクト・マーサー法務部長は、シーズンがわずか4日後に始まるにも関わらず、リザーブドライバー契約が結ばれていないため、これは「緊急措置」であると述べた。しかし、2022年12月31日以降にアルピーヌとのレースシートの可能性を延長するという記述はなかった。


(実質的な2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたアルピーヌとピアストリの契約はまだ無い。)

2022年3月21日 2022年F1シーズンスタート(バーレーンGP)

アルピーヌ
アルピーヌ

2022年5月19日

アルピーヌは「オスカー・ピアストリ 2023/2026提案」というタイトルの文書をピアストリに送り、4年間のF1計画を詳述した。この文書で展開された「ロードマップ」は、2023年にウィリアムズでシーズンを迎えることを要求し、2024年もそこにとどまるというものだったが、アルピーヌ側には、2023年7月31日までに有効化する必要がある2024年に彼をリコールするためのブレーク条項があった。

この書類には、2025年以降、オスカー・ピアストリはアルピーヌからフルタイムで参戦する予定だった。つまり、エンストンを拠点とするチームでレースデビューを果たすには、それまで待たなければならなかった可能性があるということだ。


(実質的な2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたアルピーヌとピアストリの契約はまだ無い。)

これらの待ち時間は、オスカー・ピアストリ陣営にとって耐え難いものであり、2023年のF1レースシートのためにアルピーヌ以外のオプションを検討することを決定するに至った

ピアストリ
ピアストリ

2021年6月3日

Lando Norris, McLaren MCL36

オスカー・ピアストリはマクラーレンと「ドライビング契約」を締結した。これは、他の企業とのサービスに対する権利が「もはや有効ではない」ことに依存するものだった。

おそらくこの時点でマクラーレン側はオスカー・ピアストリがサインしたのは2022年のリザーブドライバー契約のみであり、それ以外のタームシートに法的拘束力がないことに気付いた。


(実質的な2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたアルピーヌとピアストリの契約はまだ無い。)

ピアストリ
ピアストリ

2021年7月4日(F1イギリスGPの翌日)

Lando Norris, McLaren MCL36

オスカー・ピアストリは、マクラーレンと、2022年のアルピーヌとのリザーブドライバー契約が満了し、彼がフリーエージェントになる翌日である2023年1月1日から始まるのレース契約にサインした。


(実質的な2023年と2024年のF1シーズンにおけるレースドライバーの役割を目的としたアルピーヌとピアストリの契約はまだ無い。)

Alonsoが2023シーズンはAston Martinで走る事がアナウンスされたのは8/1。

Fernando Alonso to join Aston Martin F1 in 2023
Two-time World Champion Fernando Alonso will join Aston Martin Aramco Cognizant Formula One™ Team for 2023.

余談だが。。。。

アルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は、フェルナンド・アロンソがアストンマーチンと契約を知ったのは、プレスリリースを読んだときだったと明かした。

アルピーヌ大混乱。アロンソ移籍は”青天の霹靂”「アストンマーチンのプレスリリースで知った」

そして

その翌日。。。

I understand that, without my agreement, Alpine F1 have put out a press release late this afternoon that I am driving for them next year. This is wrong and I have not signed a contract with Alpine for 2023. I will not be driving for Alpine next year.

そして、CRB(the Contract Recognition Board)によりこのマクラーレンとの契約は「有効で拘束力がある」と見なされ、アルピーヌは2022年以降にオスカー・ピアストリとの契約は結ばれていないと判断された。

この支払額。。。。

フェラーリといい、アルピーヌといい。。。。大丈夫かと。。。

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